データ不足でも企画書の魅力を高める方法はストーリー - 企画書・提案書・プレゼン資料の書き方 | mugs.jp

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企画を考えたら頭の中で整理しろ!企画をまとめる編

6. データ不足でも企画書の魅力を高める方法はストーリー

具体的なストーリーで背景を織り込み、共感を呼び起こす企画書の作成術

◆企画書の考え方/まとめ方>企画をまとめる編

 データが不足している場合は、具体的な例を挙げて背景を織り込むことで、共感しやすいストーリーを展開しましょう。例えば、規制緩和や自由化などは、必ずデータやリサーチに基づく背景があります。行政による実行には、誰かが思いつきで出したアイデアではなく、多くの場合は綿密な調査や検討が行われています。そういった背景を織り込むことで、話のリアリティが格段に向上します。
 具体的な例を出して、「こういった(ストーリー)背景から…」という企画書の展開を作ることができます。データがなくても、ストーリーにリアリティがある場合は、人々に共感を呼び起こし、主張や提案がより理解されやすくなります。
 例えば、規制緩和により新しいサービスが生まれ、それによって地方の中小企業が活性化するというストーリーを考えた場合、
・新しいサービスとして、地方の特産品を活かした通販サイトが立ち上がる。
・このサイトに参加する中小企業は、地方の魅力を発信できることで新たな顧客を獲得し、経営が安定する。
・地元の農家も、特産品が新たな市場に出回ることで、収入が安定し、農業の持続的な発展につながる。
 こういった具体的な要素を加えることで、ストーリーがより説得力を持ち、読み手の共感を得やすくなります。

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